プロフィール
3rd Alley
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海外
Punk / Reggae / Rock
ZACK, MUDD & TYSON
2004年10月に結成された、今やロングビーチを代表するバンドのひとつ、3RD ALLEY。かつてサンディエゴにて自らのバンドHANDFULを率い、解散後はソロとして活動していたザック・ウォルターズ(Vo/Gt)が、自身で録り貯めた30曲にも及ぶ楽曲から抜粋した4曲入りのデモをLong Beach Records(Skunk Recordsの傘下レーベル)へと送ったことから彼らの歴史は始まる。音源を聴くや、その才能に一発で惚れ込んだレーベル・オーナーのグレッグ・ロウサー(Dr)が即日コンタクトを取り、契約云々といった話ではなく、なんと自らバンド結成話を持ちかけたのだった。同時にグレッグの長年の親友であり、GLUE FACTORYやINDONESIAN MULESといったバンドで活躍するタイソン・パリッシュ(Ba)を加入させたことで3人が揃った。

それぞれのキャリアに裏打ちされたスキルと、溢れ出すアイディアで次々と曲を書き上げていった彼らは、翌年から早くも超積極的な活動を展開。全米ツアーのみならず、メキシコ・ツアーにまで足を伸ばし、SUBLIMEの元メンバーであるエリック・ウィルソンや、LONG BEACH DUB ALLSTARSのRas-1などが在籍するLONG BEACH SHORTBUSともツアーをこなした。バンド結成から1年間のあいだに行ったライヴの数、実に80本!その結果、当然彼らの名は地元カリフォルニアを飛び出して全米中で囁かれることとなる。

SUBLIMEをはじめとした多くのロングビーチ出身バンド同様、その非常に多様性に富んだ音楽性で、パンクファンのみならず多くのロック・リスナーの心を掴んだ彼らにとって次に必要だったのはもちろん音源。2005年中頃には早くもスタジオ入りし、その年の10月、グレッグが運営するLong Beach Recordsから満を持してリリースされたデビュー・アルバム『After School Special』は、そんな熱い注目を贈るファンの期待に応えるには充分すぎる内容だった。

パンクをルーツとしながら、レゲエ、スカ、ヒップホップ、アコースティックまでをも吸収した3人の豊富なバックグラウンドから鳴らされるオーガニックなミクスチャー・サウンドは、波のリズムが自然と体内に溶け込んだロングビーチ・シーンのバンドだからこそ奏でることのできた音。凡百の<俄かサブライム・チルドレン>には到底真似のできない正統派西海岸サーフ・ロック、ロングビーチ第3世代の最旗手が1stアルバム『After School Special』で遂に日本上陸を果たす!