Jonathan Fuller
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「僕はCDの絶頂期に成人となったので、アルバムの曲順に工夫を凝らしたアーティストが好き。僕のアルバムを『シリアル・アルバム』(連続アルバム)と称して、その概念をストリーミング時代に持ち込もうとしている。」
歌手、ピアニスト、ソングライターであるJonathon Fuller(ジョナサン・フラー)は、2023年9月1日~11月17日の間にリリース予定のアルバム「When Did You Get So Damn Scared」(ウェン・ディッド・ユー・ゲット・ソー・ダァム・スケアード=あなたはいつからそんなにおびえたのか)でこの理念を要約している。
アルバムを構成する12曲は個人的なことから政治的なことまで多岐にわたる。Daniel Kleederman ダニエル・クリーダーマン(ギター、追加プロデュース)、Derek Swink デレク・スウィンク(ドラム)、Dillon Garrett ディロン・ギャレット(ベース)が各曲に参加。このアルバムは、各ミュージシャンがそれぞれの自宅から自分のパートを送り込んで完全にバーチャル録音した結果、温かみのあるライブサウンドが得られた。
曲「Stepping Stone」(ステッピング・ストーン)の歌詞、"Do you remember when we roomed together that one summer/it was the only perk of being in the closet in 2003"(ある夏、僕らがルームメイトになったことを覚えているかい?2003年にクローゼットの中にいた唯一の特典だったんだ。)、曲「Burn It Down」(バーン・イット。ダウン)の歌詞、"Keep the fundies entertained while you get another NDA signed for your mistress's abortion"(愛人の中絶のためにまたNDAにサインしてもらう間、fundiesを楽しませてくれ。)などジョナサンは大胆で、手加減しない歌詞を挑戦した。
*クローゼットの中にいた=ゲイであることを隠していた
*NDA(エヌ・ディ・エー)=秘密保持契約
*fundies(ファンディーズ)=原理主義者(キリスト教)
「正直に言うと、僕の心中にいる優しいアメリカ中西部出身の少年は、こんな曲を世界中に発表するのはかなり不安だった。でも、それは僕の音楽は聴く価値があるという証だ。」
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