Prologue
深呼吸をして落ち着かない
高ぶる鼓動 不安定なリズム
かかとに合わせない

差しのべた手の意味を
理解していないままに
演じるジェントルマン


今立っている場所は
グラウンドの真ん中じゃない
スタートラインを見つめる長距離走者達に
かこまれてるだろ


「踏み出すことが怖いんだ」なんて
簡単に声を枯らしているんだ
叫んでみたって届いちゃいないさ
耳をすましたって聞こえない

どこへだってどんな空だって
背中の荷物なんか置いていって
その2つのレンズ
鮮やかに未来を映そう



この雲に触れてみる
水溜まりだって飛び越えるなんだってこなした

人から求められたら
以上のことをすることで
見返り待っていた

今目にうつるのは時計の指す針じゃない
ハンディキャップをもらっても
目指すべきゴールはそれぞろ違うだろ


何も犠牲にせずがんばったって
思ってるほど誰も見ていない
やれるだけやってみて
たまにはセコイ手も使って
たった一言ありがとうと
心から言ってもらえる
価値を見出すこと
ホントは気付いているんだ

深呼吸をして落ち着かない
高ぶる鼓動 不安定なリズム
かかとに合わせない
合わせないんだ


「踏み出すことが怖いんだ」なんて
もぅ声すら裏返っても
届けたい人がいる
誰一人待っていなくても

否定されてきた成功論を
入り組んだ軌跡で証明しよう
そっと差しのべた手は
掴めそうで届かない光


どこへだってどんな空だって
どんな偽りもどんな色も
その2つのレンズ
鮮やかに未来を映そう