泡のまつり
全部そこから始まるのだろう
少女が空に息を吹き掛ける
花が咲いた 夢が舞う
少し躓いて笑う
どんな風に出掛けよう

いつかあの雲の向こうへ行こう
たぶんその頃には消えてるだろう
走り出しかけた少年が
夏を感じて見上げた
水飛沫が消えてゆく

途切れていく心
さよならが待っている
遠い先

いつも持ち寄った言葉で
互いを変えられそうもない
浮かぶならどこまでも
僕らあのゴンドラの向こう
空を飛ぶように出掛けた
優しささえいらなくなっても
忘れないように

壊れてゆく
同じ季節の同じ風が吹く
離さないで
つまづいてつまづいて
忘れそうになる

また始まった夢の話
似たような秋風が吹く
飛んでゆけどこまでも
いつか君の街から象った僕の影法師
飛んでゆけ