Jul6
千とバルスのヒゲ隠し
2008年7月06日 BALSE
今日仮歌入れの合間に、
休憩と題して「千と千尋の神隠し」を
やや久し振りに観た。

なんか夏っぽくて、ちょっとミステリアスで、
いろいろちょうどよかった。

ストーリーも半分忘れてたので、新鮮な感じで
アイスコーシー飲みながらまったり鑑賞。

いや、いいわやっぱこれ。
ジブリらしさがいろんな所で出つつ、
他のジブリ作品よりも全部のバランスが整っている気がする。

ジブリ作品の総集編、みたいな。

ジブリ作品って舞台は違えどなんか全体的に似てるな~
といつも思ってたんやけど、その大きな理由はたぶん
音楽と、声優さんのノリかなと。また、オンナのコの
成長記録的な物語が多いのと、キャラや役周りが被って
ることかな。特におばあちゃん系とかね。

いろんな作品におばあちゃん出てきません?
皆包容力があってええ味出してて、そしてたくましい。
そして最近は特に顔と声がでかい笑

作品としては、実はかなりトリップ感があって
ヤヴァイけど、それをコミカルに表現してるから
楽しく観れる。

でも大事な部分は他にあって。

これは解釈によると思うんやけど、

この作品に俺はすげえ「優しさ」と「人との出会い
の素晴らしさ」を感じた。

ドジで、ろくに挨拶もできなかった千尋が
いろんな人々との出会いを重ねていくうちに
成長していく。

違う世界の住民と、お互い手探りやけど
コミュニケーションを取っていく。

困ったり、落ち込んだり、傷付いたりした時
に手を差し伸べられたり、差し伸べたり。

そうやって助け合いながら、知り合って、
触れ合って、わかっていく。

自分がどんなに大変な状況でも、
見返りを求めずに純粋に出る
他者への「優しさ」「思いやり」。

間違ったことやウソくさいことに、
権力や見かけ倒しに負けずに
「NO」とハッキリ言える強さ。

両親の存在や、両親がくれた自分の名前
の大事さの再確認。

全部、今の日本人に欠けがちな
所な気がした。

なんかモンパチの歌を思い出した。

人に優しくされた時 自分の小ささを知りました
あなた疑う心恥じて 信じましょう 心から

泣かないで人々よ あなたのため明日のため
自分を捨てて誰かのため何かができる

いろんな人に届けた小さな愛たちは
やがて千の元に望まずも大きく大きくなって帰ってきて。
そんな皆の思いをおばあちゃんが髪留めにして。

それを付けた千尋は、来た時とは
違う、強い眼差しで車に乗り込んだ。

いいね。
俺もどんな時でも人に優しく、
思いやりをもって生きたいなァ。

目の前で人が車に轢かれてもナイフで刺されても、
無表情で携帯で写メ送るような、他人に無関心で
冷たい時代やからこそ、ね。

いいメッセージもらえました。サンクス ジブリちゃん
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