Feb17
コラム集 no.2
2007年2月17日 七福興業
パーカッションに KENT が在籍していた頃の模様です。



2002.12.16(月)  Dr.おとっつぁん

「知られざる確執」

 我がキャメルクラッチは現在アダルト、ヤングの2つの年齢層が存在する。私とDAMAさんはアダルトに属し、光進と健人はヤングとなる。尚、ただ今「年齢詐称疑惑」浮上中のBa.”おっさん”については現時点に於いて、そのどちらにも属していないモノとする。
 ヤングチームの2人の年齢差は確か2つくらい健人が年上である。20代を折り返した私から見ればどちらも”ペーペー”であることには変わりないのだが、そこには多少の上下関係があるらしく、先日ある事件が起こってしまった。
 光進は車を持っていないので、比較的近所の私か健人が練習の時などに迎えに行くのが通常であるが、ここに”ある数字”の格差が確認された。私が迎えに行ったとき彼の家に着いてから、彼が出てくるまでの時間が平均で5分32秒なのに対し、健人が迎えに行ったときは10分15秒(共に低俗データバンク調べ)と、およそ倍近くの開きがあるのだ!
 この数字から何が解るかというと、私が迎えに行ったときの5分半、これは明らかに私が家に着いてから出る準備をしていることを物語る。それだけでも腹立たしい限りではあるが、これが健人の場合は更に5分近いロス・・・・・そう、実は”光進は健人をナメているのではないか?”と言う説が浮上して疑う余地がない。
 この件に関して健人自身からも憤りの声をしばしば耳にしていた。そこで私は、たまりかねた健人の怒りを静める意味でもある実験を試みた。
 ツアーの行きしに光進を除くメンバー全員の集合を完了し、今から光進を迎えに行く旨の電話を健人にさせるのだ。もし、彼が健人を本当にナメていれば、10分近くの時間を要した後に彼が出て来るという寸法なのである。
 実験を開始し、彼の家に到着後、私は彼がすぐさま出てくることを祈った・・・・・・。
 5分経過、全く出てくる気配がない・・・。ふと健人を見ると明らかに顔が紅潮し、いらだちを隠しているのが伺える。
 7分経過、健人が私の車の壁をガンガン殴りだした。やばい、光進早く出てきてくれ!私はかつてない健人の変わりように心の底から危機感を感じた。
 12分経過、何も知らない光進がこともあろうに、あくびをしながら車のドアを開けた瞬間・・・!恐ろしい表情の健人が光進の胸ぐらを掴んでこう言い放つ・・・・。
『おいコラ、光進! きさま、わしをナメとるんか!』
 あの温厚な健人がここまで言うとは、よほど腹に据えかねていたのだろう・・・。
 その後、仲直りをした2人は今まで以上に仲良くなりツアー先で、ライヴ後の打ち上げの最中にもかかわらず、手をつないで(目撃証言あり) 夜の徳山の街へ消えていきましたとさ・・・。

 余談ではあるが、打ち上げ終了後、戻らない2人を捜索し、発見したときに”おとっつぁんの鉄拳パンチ”を1人ずつお見舞いしてやったのはいうまでもない・・・・
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