黄昏
旅人が歩みを止めた
きっと自分の足跡を
振り返って見たいんだ
降りしきる2月の雨

黄昏が頬をかすめる
その後は美しいだけ
いつもと同じように
顔を上げられないだけ

旅人の心にあるのは
浮いては沈むガラス玉
今見える夕焼け空
過ぎし日を思い出す

今までよりも
きっと大人になった自分を
大切に守れるように
この空みたいになりたい

旅人は心の中に
真っ白な光を見つけた
それは自分の来た道
自然できれいだった

空の色が鮮やかに
心の光を映しだす
見えないなんて言えない
空を頼りにしてる