I(ai)とピース
パズル屋で幾つか目に留まった
ピース並べモザイク絵を
作り始めた
きみが暮らすカラフルな街並みの
猫が眠る路地裏まで
描きたいから記憶を辿る

ちょっとだけ センチメンタルな
今日この頃さ

ネオンが灯ってる
鮮やかなきみの街を
たくさんのアベックは
行ったり来たり
往来の軒先で
ハモニカ吹く少年が
煙草の煙吐いて
見上げる空の色、煙ってる

絵筆にこびりついた絵の具には
見覚えある
白はきみの肌の色だね
あれから僕絵筆握ってないけれど
片付けられずそのまま
窓際に置きっぱなしにしてる

ちょっとだけ センチメンタルな
今日この頃さ

ネオンが灯ってる
鮮やかなきみの街を
たくさんのアベックは
行ったり来たり
往来の軒先で
ハモニカ吹く少年が
煙草の煙吐いて
見上げる空の色、煙ってる

ひとつひとつピース並べ
確かに僕らがいたって事
二人が愛し合ってたって事
知らない誰かに伝えたいんだ

完成間近の絵に
僕ときみを付け足して
あの日のあの街完成させる
ラジオから流れる
旧いフランスの曲は
素敵なメロディさ
涙が流れてしまうんだ