色あせた日々の先へ
錆付いた空の向こう
太陽がまだあるなら
嗄れた声 振り絞って
風と共に貫く

振り向く事は無い
色褪せた日を
顔を上げ飛び立つ

何処に居ても見える
手探りで探し出す夢の姿
見失いそうな時にだけ
聞こえる声が

何気ない日々をいつも
温かく包む日差し
その心地良さに少し
慣れてしまっていた

静かに揺れる雲
沈んでく太陽
あともう少しだけ

花は咲く 枯れる未来を
分かっているかの様に
何よりも熱く輝いて
今を焼き付ける

鳥の目指す朝焼けの空
変らない瞳 変らない気持ち

今もここに

何処に居ても見える
手探りで探し出す夢の姿
見失いそうな時にだけ
聞こえる声が