蜃気楼
どうして此処にいるのか 解からずに俺は立ち尽くしていた
周りを見渡したって 誰一人もいない 何一つさえない
自分が何者(だれ)かも解からない

何処かで見た景色だと 気付いていたけれど知らないふりをした
荒れ果て変わり果ててた 元の場所だなんて認められずにいた
此処には待つ人もいなくなった


何度目のデジャヴを見れば 目が覚めるのか
閉ざして信じ続けた心は救ってくれるのか
正解も間違いもなくて答えは結果だろう


太陽が焼き付ける 灼熱の砂漠で
渇きを耐え忍ぶように 針をさがす旅なのか
感覚が薄れていく
何処まで行けばいい? 何処から来たのだろう?
何を探せばいいかさえ いつから忘れていたのか
蜃気楼のオアシスを求めてる


足枷外せたならば 楽になるのか
つないだ絆はいつか見捨て去ってしまうのか
言い訳も思いつかないけど やめれば終わりだろう?


指の隙間抜けて こぼれ落ちてくだけ
すくい上げてみても 何故 何一つ残らなくて
彷徨い歩き続けて
何処まで行けばいい? 何処から来たのだろう?
何を探せばいいかさえ いつから忘れていたのか
蜃気楼のオアシスのような希望(ゆめ)