旅立ちの朝に
いつもと同じ並木道を風と共に走った アスファルトに咲いた花が見送る
昨日までの弱気自分 手を繋ぎドアを開けた 歩けぬなら背負って行く覚悟で

暗い道を何故に今振り返るの? 想いは思い出のまま?
過去は過去 未来は未来で 大事なのは現在なんだ

丸い 丸いこの空の下 大志を抱き人は海へと出る
「けして夢を裏切りはしないんだ」って 大空に唄うんだ

旅立ちの朝に


荒れ狂う波 訪れる敵 目の前に立ちはだかる闇 僕は顔に不敵な笑み浮かべる
傷つく人よ 悲しむ人よ それぞれの道はあるが 途中まででもこの船に乗らないか?

暗い道を何故に一人で行くの? 「生きることに飽きた」って?
死ぬことを望むくらいなら 無様でも生きてみろ

暗い 暗いこの空の下 光を求め僕ら海へと出る
「けして友を裏切りはしないんだ」って 大空に叫ぶんだ

拳を掲げて


丸い 丸いこの空の下 大志を抱き人は海へと出た
そして僕は出逢ったものすべてをこの船に乗せたんだ

船は今まさに

大海原の ド真ん中 嵐を越えて  地図指す 宝の島を 見つけ出したんだ
誰もがその胸の奥 持っている地図を  広げ始め出すのも 遅くはないだろう 


旅立ちの朝に