はじまりの朝
モノレール窓越しに見下ろせば
この街も悪くねえなと思える朝
始まりと終わりの狭間で
もがいて何か見えるような気がした

目をつぶっても歩ける奴等ばっか
いつかはオレも上手く歩くのかな
ヘタクソと罵られようがなんだろが
この眼鏡に映るもの信じて

ビルの谷間抜ける風にのせ
暮れゆく街 落ちる夕陽によせ

歌へ 終わりの夜に酔いつぶれてでも
へし折れかけた心のメロディを
描け 始まりの朝がくることを
昇る また陽は昇ってく

頭上を過ぎるモノレール
誰かがこっちを見てた