Oct8
イタズラ好きの小人が
2008年10月08日 TOM
なんなのだ。



なんなのだ、一体。そして全体。




‘ゴミ溜め’という言葉が、トムの頭を通過中である。




そして今、自分の部屋を呆然と見回している。



なんなのだ。

この部屋の有様は。

様々なものや物やモノが、縦横無尽にマイルームを占領している。汚染、と言うべきか。



先日掃除したばかりなのだ。ナインティナインのオールナイト日本を聴きながら。

なのに一体なぜ。なぜもうこんな有様なのだ。



部屋に帰ってきて扉を開け、自分の部屋の状況を見て自分でびっくりする時が、よくある。強盗でも入ったか、と思うこともしばしばである。

今回は、お風呂からあがって部屋の扉を開けた瞬間に立ちすくんだ。‘ややっ、また強盗かっ’と危ぶんだ。



もしかしたら、トムの部屋にはたくさんの、イタズラ好きの小人が住んでいるのかもしれない。こんな風に思うこともあるのだ。

主人のいない間に、タンスとかベッドの下からワラワラ出てくるのだ。そして、リーダー格の小人が言うのだ。‘へへへ~野郎共、今日もやっちまおうゼ~。今日はトムの野郎がちゃんと畳んで仕舞ったと思い込んでいる服を、そこら中に散乱させちまおうゼ~へっへっへ。トムの野郎が帰ってきたとき、奴の驚く顔が見物だゼ~。さぁ、野郎共、やっちまいなっ!’。リーダーの号令に、大勢の部下達は一斉に雄たけびで答えるのだ。‘ぐぅぅれぃとぉぉぉ!!’と。そして、作戦は実行に移される。部下小人が言う。‘キャップー、この豹柄のシャツを筆頭とした、悪趣味な服たちはどうするでありますかっ!’。リーダーは答える。‘あぁ、ライブ衣装か。ほんっと悪趣味だなぁ、うちの主人は。こんなのどこで買ってくるんだろうなぁ。主人しか買わねーゼ、こんなん。とりあえず、片っ端からハンガーから外しちまいなっ!’。‘へぃっ、キャップ!’。‘親ビンっ!この悪趣味な・・・・・・・・・・・・・・・’




こんなやり取りが、夜な夜なトムの部屋で行われている。




って想像したりする。




そして今日もこの有様か。




まったく



この部屋の小人たちのイタズラ好きには、参ったものである。




まったく



しょうがないなぁ。



掃除してやるか。




まったく・・・
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