Sep21
魔法の王国
2008年9月21日 TOM
映画館という空間が好きである。


小さいときからそうである。
チケットを切る人とかその映画館のスタッフ達を、どこか異世界への案内人であるかのように感じてた。
おそらく家で食べれば味気ないであろうポップコーンが、最高に贅沢なおやつであるかのように感じていた。


子供の頃は、映画館は魔法の国そのものであった。

このような感覚は成長につれて鈍化していく。
なるべく失いたくないセンサである。


映画館に一歩入る。
ワクワクする。無意識に浮足立つ。
自分でも簡単に作れるようなチープなホットドッグと炭酸の少ないコーラが、やたらと美味しい。

先日映画を観に行き、そんな自分を認識して、少し安心した。


よかった。
まだまだ‘子供’が残っているようだ。



そういえば、『週間少年ジャンプ』を初めて読んだのは、おそらく小学校に入るか入らないかくらいの頃。
そして、20年以上経った今も、少年ジャンプを読み続けている。


大人になんか、なるもんか。


つまりは、

『ヤングジャンプ』なんか、買うもんか。


と、決意を新たにするトムであった。
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