THE ROMANCE JOE

決めた。



決めたのである。

明日のロマンス大銀ジョーが終わったら、DSで脳トレをはじめようと。



昨日の記事に関して、皆様からいただいたコメントを見るまで気がつかなかった。竜巻丼のレシピを書いたのだが、その作り方１～７のどこにも、一言も、主役であるはずのマグロが出てこないのである。意図的に文章的トラップを狙うことは多々あるのだが、こればかりはトムのケアレスミスである。

この場を借りて陳謝いたします。マグロは‘６’の前に入れることが好ましいのですが、好きにしてください。白米の下に、あえてマグロを隠すのもまた一興かと。

まったくボケボケである。

このように、トムは基本的にぼーっとしているようだ。自覚はないのだが、よく言われる。思えば昔からぼーっとしていた。今思い出したが、小学生のころランドセルを忘れて登校したことが何度もあった。学校に着いても気づかず、教室に着いても気づかず、授業が始まってようやく気づくのだ。このような例は枚挙にいとまがない。

去年、母親にDSと脳トレのソフトをあげたのだが、どうやらトムもやったほうが良いようだ。



さて、誰しも自分の中にヒーローというものがいるかと思う。

前回の記事にMYどんぶりをご紹介して少し触れたが、トムにとって最初のヒーローは‘キン肉マン’であった。もうキン肉マンを知らないという人も多いのではないだろうか。

ヒーローといっても、キン肉マンは決して見た目も格好良いものではない。不細工だし、臆病だし、好物は牛丼だし、空を飛ぶときなんておならの連発しながらその浮力で飛ぶのだ。それでも、‘ダメ超人・ダメ超人’と馬鹿にされ続けながらも、地球の平和を守り続けた。強くなり続け、成長し続けた。大好きだった。今でも好きだ。彼を真似て、「へのツッパリはいらんですよ」とよく言っていた。キン肉マンの決め台詞である。意味はまったくわからない。

紹介したMYどんぶり、キン肉マンどんぶりを手に入れたときはすごくうれしかった。去年、とある筋から手に入れそれ以来愛用している。トムにとって永遠のヒーローの一人である彼は、このどんぶりを持って踊りながらこう歌う。「あ牛丼一筋３００年～♪早いの・うまいの・やっすいの～♪」と。
名曲である。
このワンフレーズに、オイル不況にあえぐ現代社会への啓示が集約されているといっても過言ではない。不況不況と嘆く世のサラリーマンへの応援歌でもある。「そう嘆くなよ、世の中そんなに悪いことばかりじゃないぜ。こんな牛丼一杯だって幸せじゃないか。その涙でトッピングされた牛丼の味が、君の糧になっているんだよ」、と唄っているようでもある。
贅沢な昨今のお子様への教育的指導ソングにもなる。「よござんすか、たかが牛丼をおいしい・素晴らしいと思えるということは、路傍に咲くタンポポを綺麗だと気づける目を持っているということでござんすよ。綺麗になものは雑誌やTVにあるものばかりではない、意外と足元に転がっていたりするもんでござんす。」、と唄っているようにも聞こえる。


小さいころ家でよく練習したものだ、キン肉マンの必殺技・キン肉バスターやキン肉ドライバーを。できるわけがないんだが。なんたって人間を数十メートルの高さに蹴り上げ、そこから技をかけつつ敵を叩き落さなければならない。

それでもトムが取得した必殺技がある。これなら自分にもできると思ったのだ。

キン肉マンに出てくる主力キャラ、‘ウォーズマン’の必殺技・‘パロスペシャル’だ。これは関節技のジャンルになるのだが、よくこれをかけて遊んでいた。一人では絶対にかけられない。相手の協力が必要になる。

中学生のころ、クラスの人を捕まえてパロスペシャルをかけさせてもらったところ、教師に見つかり大目玉を食らった。場所が悪かった。職員室前だったのだ。ホームルームでの教師の放ったワンフレーズが今でも印象的である。「今後、パロスペシャルは禁止します」。真顔でそう言ったのだ。当時において、権力者である教師が公の場で‘パロスペシャル’という単語を口にするのは、教会で念仏を唱えるような違和感があって、たいそう面白かったのだ。不謹慎ではあるが、そのときは笑いをこらえるのが大変だった。

もうさび付いてしまっただろうか、トムのパロスペシャル。どなたかパロスペシャルをかけさせてくれる人を募集する。

さしあたっては、今度代々木ラボのK橋店長にお願いしてみよう。きっと断られるだろう。でもトムは頑張ってみる。



明日はいよいよロマンスジョー３周年イベント・‘ロマンス大銀ジョー’。

楽しい一日になるだろう。

Tシャツも発売する。詳しくはロマンスジョーHPまで。



皆様のご来場を、心よりお待ちする。



明日、幕が開いたら、こうつぶやこう



「へのつっぱりはいらんですよ」