Dec12
2とS(長文注意)
2006年12月12日 ねっくん
以前、有名監督によるショートムービー集「JAM FILMS」の話を日記に書いたのだが、オモシロかったのでその『2』を観た。そして完結編とかいう『S』というのも観た。

やはりオモシロいのである。
『2』の一作目、『ジャパニーズ トラディショナル』そんな感じのタイトル。「こうすればモテる」というマニュアルを紹介。どうやら外人向けな感じな作り。言うならば「日本男性はこうやってモテる」といったところか。
1.カワイイ娘を尾行
2. 女の子が定期券を落とすのを待つ、そしてすかさず拾う
  (日本人は皆、この練習をしている。)
3.とびきりの笑顔で渡す
4.偶然を装い別の日に出会う
  (6日以上空け、初回と同じ曜日を避ける。同じ曜日、同
   じ時間帯では意味がない。)
5.動物・植物に優しくする
6.タフさをアピール(ジャムのフタを開けるため)
7.タフさのなかにも正義感
  (暴漢を殴った後に「すまない、暴力なんて・・」)

そして告白
8.矢文を使う(男子は皆弓道を嗜む。流鏑馬も可。
        理由はカッコイイから。)

ライバルの出現
9.果たし状を出す(日本語でタイマンと呼ばれる)

技の説明
10.背負い投げ等の他にも気を飛ばしたりする
  (日本人は誰でもできます)

プロポーズ(父親に挨拶)
11.スポーツ経験をアピール
12.「僕、幼い頃に父親を亡くしまして、お父さんと話して
    いるとまるで本当の(3・2・1と間を数え)、、何
    でもないです」

幾つか省略したが、このような教則映像が流れた後、例として実践する男のドラマ。死ぬほどクダラナイのだが案外感動的なムービー。ラーメンズが出てます。

もう一つオモシロかったのが『S』の中の作品『すべり台』。石原さとみ主演。
幼い頃、驚かせようとしてちょっとしたイタズラをする。
すべり台とジャングルジムが合わさったようなアスレチック。
昇っている途中に驚かされた男の子は手を離して落下してしまう。頭部を強打し頭蓋骨を骨折したが一命をとりとめ奇跡的にも通常の生活を送れるようになった。
そして、7年後。
女の子は引越しすることになった。後ろめたい気持ちを抱えてきたけれど何も言えなかった7年。男の子を呼び出す。
男の子は、「そんな事忘れてた」「引越しなんて知らなかった」などと強がるが、本当はその女の子を好きで気になっていた模様。女の子も若干そうらしい。そんな会話を陰で盗み見する近所の兄ちゃん役の山崎まさよし。「ごめんね。1つだけ何でも言うこと聞くよ。」「んじゃ、やらせろよ。」
驚愕の山崎まさよし。
日活ロマンポルノではないので、甘酸っぱい感じでシナリオは進行。「ひとつ条件がある」と女の子。「ナンだよ。」と男の子。「7年前と同じことやってよ。ちゃんと落ちてよね」「もう一回頭強く打ったら死ぬって言われてるんですけど」「いいから。」そして再現。
同じように驚かせ、男の子は落ちる。7年前と違ったのは、女の子が落ちていく男の子の手を掴んで引き上げたこと。手が届くほど成長したこと。
そして良いムードになり男の子は告白。接吻な空気が流れる。目の離せない山崎まさよし。ここぞという時に鳴る携帯電話。電話に出る女の子。「お母さん。今、大切な人にお別れをしてるからもう少し帰るの遅くなる。」「でも、今からお寿司食べに行くのよ。」「ん~でも、行けないよ。」「でも、あなたの好きな、○○寿司に行くのよ。」  ~不穏な空気~
「ホントに!!!?」電話を切る。
「ゴメンネ、手紙かくね~。」走りさる女の子。
遠くの方から「おっすし!おっすし♪」
男の子に駆け寄る山崎まさよし。
「スシかよ!男なら追いかけろ!」
少しモジモジする男の子。そしてふと顔を上げて公園の時計を見る。 ~不穏な空気~
「あっ、ガンダム始まるっ!」走り去る男の子。
遠くの方から「ガンダムっ!ガンダムっ♪」
立ち尽くす山崎まさよし。
「アニメかよぅ・・・。」

俺のいい加減な文面では伝わらないかもしれませんが素晴らしい映画なんです、ホントにw

ちなみに凄くくだらない藤木直人主演のショートムービーも何故かガンダムネタ。タイトルは『スーツ』。地球を守ることになった彼が「どっからみてもズゴック」なロボに変身する・・・。しかも赤いし・・・。
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