Jun8
新曲追加!
2010年6月08日 オサム
先日、新規購入したソフトで漸く
一曲目が完成したとお伝えして来ましたが、
その後短期間の内に更なる新曲分が
仕上がりました!

今迄ならば一曲に一ヶ月前後は悠に
費やしていたのですが、何故か今回は
構成に難航する事も無く一気呵成に
半日で作業を終了させられた。
自分自身でも驚愕の心境ですw

基本的に自身の作風は近未来観を
主体として打ち出したいと志向している訳ですが、
今回は自分自身でも別派生的と感じられる
ジャジー、アダルティ、ハードボイルドな
質感と相成っています。

・・・。

燻らされた紫煙が濛々と立ち篭める場末の酒場。

泥臭く哀情漂う演奏が、感傷的な心の隙間へ
襞から染み入る様に流れ込む夜・・・。

アルコール度数の高い酒を煽る様に
飲み干すと、苛烈な程の灼熱が
喉から胃袋に掛けて伝わり行く。

程良い酩酊状態の中、惰性で喫み続けた
安手な煙草の吸殻が灰皿から溢れ返り始めた事を
目にし、俺は席を立った。

頃合か・・・。

冷め切った料理を一部残しつつ
扉を押し開けると、深夜の冷気が肌を刺し、
霧で包むかの様な小雨が降り始めて来た事に気付く。

傘等気の利いた小物を持ち合わせていない
俺は、雨を意に介する事も無く
無造作に路地裏へ繰り出した。

・・・・。

そしてしどけなく歩行する中で、遠い残響の様に、
何かを哀求する様な泣き声が耳を掠めた気がした。

俺は不意に立ち止まり掛ける。
しかしその泣き声とはきっと、行き場を喪い当て所も無く
彷徨い残飯を漁る、そんな野良犬の遠吠えに違いなかった。

そして俺自身も叉ふらふらと、所在無き侭で
歩き出す。

眠らない街にも夜明けは訪れるのだろうか?

俺の心の空白を埋めるものとは、一体何なのだろう・・・?

シャッターの閉じたショーウィンドウに写る自身の姿。

そこには一瞬、無表情の俺と何処かの野良犬が
重なって見えた気がした。

しとしとと涙の様に振り散り、
さざめく様な微かな雨音の中、
点滅するネオンライトは爛れた色で
俺の心を照らし出している・・・。



・・・みたいな雰囲気、情感を想像して貰えれば幸いですw

何か音楽に合う素材写真なんかを自分で
作成して来たい所だな。

本当は酒とか夜の繁華街とか大嫌いなんだけど、
作品の為ならそこは厭わないw

新規の二曲は近日公開予定です。
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