Apr9
詩集とお掃除
2011年4月09日 Yuko
私が一年で一番待ちこがれた季節は、そっとやってきて、いつも気がついた時には去っていってしまう。

今年はいろんな事柄に関して感じ方が今までと違ってきているのか、逆に今までで一番春を感じとっているよう。

ずっとまっていたんだよ〜。
少しひんやりした、強めの柔らかい風も。
ふかふかの桜も。

春は中間色。
毎日冬を残して空気のトーンをもとに戻したり、
夏の色をもってきて次のシーンをちらつかせたり。

ずっと待っていた愛してやまないあれこれは、
去ってしまったあとで寂しくならないように
心が準備してしまうものだけれど、
失う事を恐れずに、その分今を大切に大切にして
あとはまっすぐ受け入れられるように。

今年の春をこころにたくさんスケッチして、
ドキドキしてふるえる気持ち、
その振動が音になって耳の奥で聞こえるのをずっと静かにきいたりして。

今週末は、読書とお掃除。
朝からパタパタうごいてます。


昨日図書館から借りてきた本3册。
そのなかでも、一冊だーいすきになってしまった、
絵本みたいな詩集。


『ソナチネの木』岸田衿子

いつのまに 春は
色をちらかしたのだろう
いつのまに 絵の具はかわいて
押し花ばかり 置いていったのだろう


今日は春の雨。
春の雨も美し。
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