Aug14
恋ヶ窪炎上、修羅は舞う
2009年8月14日 成田どんぐり
【画像】
http://image.blog.livedoor.jp/donguri__/imgs/a/7/a7a17975.jpg

不景気だ不景気だと言いますが、ちゃんちゃらおかしくなってしまう。
僕とクッチーは今、貧乏生活の、そのどん底をゴキブリみたくわさわさと生活している。互いが収入を得る日まで、あと数日。ここ最近は100円ショップで買ってきた3玉100円のうどんを焼いただけ、焼いただけのそれしか食べてない。1日1食。飲み物は水道水。遊びにもいけず、蒸しかえす部屋にパンツだけ穿いた状態で、ただただ時間が過ぎるのを待つ、そんな生活を強いられている。お腹が減ってしかたないが、いよいよ煩悩も疲れたみたいだ。無気力。無気力でしかない。

五分前、あまりにもする事がなく財布の整理を始めたクッチー。突然、叫び声が聞こえた。
「ど…どうした?」鼻くそをほじっていた僕はびくっとしながら尋ねた。

「…ク、クオカードがあった。…さ、三千円分…!」

言葉が出なかった。出なかった言葉は涙に姿を変え、僕の頬をつたった。

「ぎゃあー!!」
直後、クッチーが叫んだ。
「今度はなんだ!?」
僕は涙を拭きながら、再度尋ねた。

「も、も、も、もう一枚あった…!」

僕は、僕らは、今、この時の為に生まれてきたんだ。僕はそう思った。世界は狂ってなんかいない。聞こえるだろう?天使の寝言が。見えるだろう?謳歌の果てが。
ありがとう。

じゃあ、いってきます。
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