Jul31
例え勝てはしないゲームでもどうにかなるの
2009年7月31日 成田どんぐり
昼ごろ、新倉ちゃん(palスタッフ)から電話がかかってきた。「あなた達、メンバー分の三日間通しチケット貰ったんでしょ!?なんで行かないの!?12万円捨てるようなもんよ!?行くわよ!」
ものすごい威圧感やった。

急いで奥田民生Tシャツを洗濯した。行くとなったら感情ノンストップだぜ。ユニコーン、ちえちゃん、ゆきちゃん、のんちゃんは僕の青春そのものやった。そのユニコーンを見れるめったにない機会。そんなの興奮せずにおられる筈がない。頭の中ではずっと『スプリングマンのテーマ』がぐるぐるしよった。

そんな時、一人の女の子の日記が頭をよぎった。それは僕らがロッキンジャパンの選考に残った時にミクシー日記で何度も何度も友達に協力をお願いしてくれよった女の子。今度、この子が大好きなバンドが企画ライブをやるから遊びに来てねって日記を書いちょった。ユニコーンが出演するのも明日。そのバンドが企画ライブをするのも明日。たった一度しかない僕の青春とその女の子の日記。どう考えても比べもんにならん。誰がなんと言おうと絶対に企画ライブに行く。

やっぱ女の子ってすごいにゃ。世界はね、女の子でまわりゆうがよ。ぐるんぐるんやよ。ウインドウショッピングしなさいな。頭がおかしくなるような恋をしなさいな。たまには人を傷つけなさいな。生グレープフルーツハイで酔っぱらっちゃいなさいな。たぶん阿部義晴もそう思いゆうと思う。

ガムシャラのみなさん、お前らのライブなんてこれっぽっちも見たくないけど、明日は殺すつもりで見にいきますんで、どうか死ぬつもりでライブをして下さい。

と、ここまで書いたとこでマキヒロコから電話がきた。「あんた、どんなに汚れても平気なリュック持ってない?」
まず、どんなに汚れても平気なリュックを持っている人に僕は会った事がない。きっと頭がイカレてるんだ、こいつは。そう思い電話を切ろうとした時に、目からウロコな情報を知る事ができた。
ユニコーンが出演するのは三日目、つまりガムシャラのライブの次の日。僕は勘違いをしていた事にその時、初めて気付く。

ガムシャラのみなさん、それでもやっぱりお前らのライブなんてこれっぽっちも見たくないけど、明日は殺すつもりで見にいきますんで、どうか死ぬつもりでライブをして下さい。

再び『スプリングマンのテーマ』が頭の中に流れ始めた。

そんじゃあね
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