Dec7
3人になりました。
2015年12月07日 家常善光
かげわたりは、12/4のライブを持ちまして、鈴木翔三が脱退しました。
これからは、家常、伊藤、宮嶋の3人でやって行こうと思います。
脱退の理由は色々ありますが、特にケンカした訳ではありません。
3人でやってみて、もしもまた必要を感じたり、人間として一緒に何かをできそうな人がいましたら、人数が増えるかもしれません。
これからも、よろしくお願いいたします。

僕は、音楽は人だと思っている。
「4分33秒」は、僕にとってはそういう意味。
元々あまり音楽の知識はないから、
音楽理論として何を意味しているのかなんて知らない。
僕が初めて「4分33秒」を知ったとき、そりゃあそうだ、って思った。
舞台に人がいる。それだけで既に音楽だと思う。
その人がどうやって生きて来て、何を思っているのか。
それを伝えるために何をするのか。
お客さんはそれを待っているし、そこに関わりたいと思っている。というか、宇宙の全ては既に関わっている。

楽器が壊れたら音楽はできない?腕が折れたら?立てなくなったら?声が出なくなったら?・・・いや、音楽はいつも既に鳴っている。

芸術家の仕事は、存在すべきものの姿を浮き彫りにすることだと思う。
色、形、音、動き、いろいろな側面で、本来ここにあるべきものを見出して、
誰もが安心してそこに辿り着けるようにすること。
本来ここにあるべきものとは、視覚や聴覚などの向こう側にある気配のようなもので、それそのものを言い当てることは誰にもできないと思う。
例えば、愛情<そのもの>はいくら表現したって表現しきれない。けど、絶対的に存在する。その愛情<そのもの>の存在している場所を指し示してあげる羅針盤のようなもの。それが芸術だと思う。
だから、もしも音楽を奏でられない/奏でたくない場合は、「奏でない」という方法論で何かを伝えることは十分にありうる。ここに存在すべき何ものかを。

音楽は人である。僕らがどう生きて何を伝えたいのか、それをこれからも丁寧にやっていくだけ。
これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくです!!
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