私の夜空
乗り遅れてしまった最終電車に肩を落とした
焦っていた気持ちが手持ち無沙汰の時間に変わる
そっと座り込んで朝を待ってた

明るく濁った夜空見上げたら
生まれて育った街の夜を想うよ
妖しく光った月の真ん中から
忘れかけてた感情がまた降りてくる

夕べを引きずった始発電車を満たすため息
一日の始まりと疲れた顔で帰る足どりが
そっと迫って来る朝に交わる

笑ってるようで泣いているような
街の表情と睨み合っているよ
動きのとれない人混みの中では
ちっぽけなこの感情さえも失くしたくない

明るく濁った夜空見上げたら
生まれて育った街の夜を想うよ
妖しく光った月の真ん中から
忘れかけてた感情がまた降りてくる