さざなみ
漣のように溢れた 君の涙が溢れた
あまりにも綺麗過ぎて 心が苦しくなった
涙堪え誤魔化して
朝焼けの太陽に 頬が染まる君
誰よりも大切だった
入り組んだ堤防と 波の音はもう
僕の心を映し出したみたいだ
となりにいれば 互いの明日の
邪魔をしちゃうから
思い出を 抑えながら
君に好きだと言えた場所で
君にさよなら言わなくちゃ
漣のように溢れた 君の涙が溢れた
あまりにも綺麗過ぎて 心が苦しくなった
「ごめんねなんて言わないで」
そう言って君が笑うから
涙堪えて誤魔化して 笑うだけで
精一杯だったんだよ
悩み過ぎてしまう僕の悪い癖も
「考え過ぎだよ」って君が笑えば 吹き飛んだ
思えば 溢れるくらい 沢山の勇気や
元気を貰ったよ 僕はどうだった?
無邪気な笑顔 真っ直ぐな目 守ってあげられていたかな
大切にする余りに 傷付けたりもしたよね
ごめんね代わりのアイスの味がまだ残ってる
心の波打ち際に 2人で書いた約束は
気まぐれな波が攫って 消えていくよ
始発電車が動き出す
ただ黙ってたって時間は過ぎる
君が大好きなんだ 大好きだった
だから ちゃんと言わなくちゃ
君の目の中で僕は泣いていた
漣のように溢れた 二人涙溢れた
笑うために超えていくんだ この朝を さぁ
漣のように溢れた 君の涙を見ていた
悲しみの意味を知って ここから離れよう
君は君らしく生きて 強く歩き出せるよ
最後に君を抱きしめて
伝えにいくよ
確かなサヨナラを
ほら もうすぐ朝が
やってくるよ