うわの空で、
あの頃の僕らに、
ありがとうとさよならを
ぼくは、うわの空で
終わりゆく夏を見葬る

次の直線で
ギアをあげて踏み込む
スピードあげて走れば
少しは君に追いつけるだろうか

深呼吸 青い空を仰いで
世界は全てを飲み込んでいく
小さな胸の奥の痛みも
いつの日か 消え去ってく日が来るのだろう

君の物語の続きに
僕の出番はもうなくても
通り過ぎることができただけでも
きっと それは奇跡で

滲む景色と夏の陽射しに
僕はぐらりとたちくらんで
君の姿も 僕自身も
見失いかけるけれど

あの頃の僕らに、
ありがとうとさよならを
ぼくは、うわの空で
終わりゆく夏を見葬る

届かぬ想いのカケラを
かき集めようと
残像を追って 手を伸ばすけど
届くわけなくて

次の直線で
ギアをあげて踏み込む
スピードあげて走れば
少しは君に追いつけるだろうか

はなればなれ
それぞれの道を歩きだしていく
僕が消えても
世界はなにひとつ変わらずまわる
君の心の端っこに僕がいてもいなくても
I won't forget that view as long as I live.

あの頃の僕らに、
ありがとうとさよならを
ぼくは、うわの空で
終わりゆく夏を見葬る

届かぬ想いのカケラを
かき集めようと
残像を追って 手を伸ばすけど
届くわけなくて

次の直線で
ギアをあげて踏み込む

振り向かない、今は
向かうべき場所を見つけたから