シトラス
いくらでも素直になれる気がして
飲み干した青色のサイダー

指の先がくるっと描いた放物線  
息を吸って宙に浮かんだ

7月の気分に埋もれたいだけ
つれないふりして視線は無邪気に跳ねてく

真夏の上空 駆け抜けていく
怖くはないよ聞こえる鼓動
見えない想像も追い越していく 
足は動く嫌いになっても
理由は知らない
許してよね

いつまでも続いてくような気がして
泡だらけ白色のサイダー

夕暮れが隠してくのはいつものこと
忘れるのはしょうがないや

8月の言葉は罪が重くて
残った影だけいつの間にきれいになっていく

冴えないジョークも眩しくなるの 
夢見てるみたい愛しいほど
真夏の空想 知らない顔で
探していた隅っこまで
触れたら消えてく甘い香り

ありふれてない?
ありふれてなんかないよ
ねぇ

優しさも悲しい気持ちも全部
手放したくないのはきっと季節のせいだよ

真夏の上空 駆け抜けていく
怖くはないよ 聞こえる鼓動
見えない想像も追い越していく 
足は動く嫌いになっても
理由は知らない速度はこのまま
許してよね