乱反射する灼熱の光 燃え尽きた街 降り出した雨 探し続けた慟哭を背にして あなたは今も生きているのでしょ?

廻れ廻れよ万華鏡 映し出す面影よ 溢れ出す想いよ露となり あなたに届け

閃光に消された命を忘れるな 時代変われども 八月の月影に染みる歴史抱き 己に問い聞く

過ぎし月日は街を甦し 草木は生える小鳥囀る 二度と犯すなあの過ちを ボタン一つ世界は泣く

廻る廻るよ走馬灯 懐かしき夏の夕 あなたと歩いた畦道よ さぁ帰りましょう

一陣の風吹きサヨナラ告げている 語り人は逝く 八月の足跡彷徨わないように 灯絶やすな

叫んで響いて世界は揺れる 言葉一つ重なる声は 叫んで響いて世界は生きる 言葉一つ重なる声は 傷ついた苦しみをしかと受け止め 忘れることなく受け入れていく証