水色の街
こうなることには気付いてたよ

電話が鳴った そのときから

『会うと泣いてしまうから』と

今日来なかった君の声


いつも強がっていた君の涙を

せめて最後くらいは見せてほしかった


遠ざかる君といた街

こんなにも晴れた日の空

ねぇ 頬をつたう

涙の理由を教えて



手を繋ぐのが好きだった君の

少し照れた横顔

『いつか一緒に乗ろうね』と

言っていたあの赤い観覧車


キラリ キラリ 光輝く世界

くるり 僕をのせて廻ってく


ねぇ君に この景色を

もう一度 僕の想いを

あぁ 届くのなら

広い空の下 君のもとへ



突然の夕立

雨が光を映し込んでゆく

一人で見るこの街は

こんなにもキレイで・・・



どうか どうか せめて君の未来が

いつか いつか 輝いていくように

ひとつ ひとつ 伝え忘れてたこと

こんなにたくさんの思い出をありがとう



消えていく君といた街

二人みた水色の空

あぁ 君のことを

まだ今もずっと きっとこの先も


笑ってたあの日の笑顔

サヨナラの震えてた声

もう二度と君の涙が

こぼれることがないように