ピーターフロント
別にやることもない 眠ったふり
聞こえてくるのは 暗黙と了解
ガタンゴトン 「間もなく到着です」
って あ そう

今日の出来事にいちいち変わる
汗まじり 高飛車なニオイが 甘酸っぱいのよ

ふいに 放り出した足に当たった 誰かのピーターフロント
ビクッとなって

恥ずかしい言葉も 難しい説明も
頑張らなくちゃいけないな 今日だけは


はいはい 降ります 歩きます 
歩きます 着きました 
青い屋根 シャッター下りた喫茶店
君がいました

どんな種のオーラもなく 
ただただ優しい日常が そこにあって

頼りない日本語の中で 一番強い言葉を言いたいのに
それがわからない 

ねえ ピーターフロントって何だっけ・・・

やっぱり好きでした 誰よりあなたが
帰りの電車 やっと浮かんだ言葉のようなものは

電車の揺れ方に 逆らう素振りもないなぁ
誰かが手に提げたピーターフロントの中に 
沈んでいった