ゆめら
境界線 上手にひけば
僕はいずれ とっぽんのなか
稔りない消耗を託されて
現実は遠い過去



空想も破綻して
機械になれば
僕は ぼくを ウシナウ



夢見がちなぼくらには
じゅうぶんすぎる未来
静寂に帰省して 明日にゆだねてねむるのさ
手放しで悦びあえない



存在消して まるでユーレイ
手すり離して まっさかさま
手の届くとこで 知らんぷりして
まってて



きっと無価値な君らにも
じゅうぶんすぎる世界
こころにもないことを
平気なかおして言えるから



目の前の終焉
目を閉じて
見えぬふり、
知らぬふり、