花は葉に
会いに行きたいと願うけど
この距離だけが 縮まらず
肩を並べた 私 夢を見ていた

拝啓 君に送る手紙に
名前は無くて
分かるかな 分からなくても
それで 私はいいから

風が吹けば すぐに飛ぶようで
目の前の君が遠く
手を伸ばしても

ああ もし 君が私の前で
芽吹くような 笑顔見せたなら
いつもより 君を見上げて
風のまま 吹かれるままに

いつの間にか こんな季節に
あと少しなら
触れそうで 触れることはない距離で
君を見ていれる

最後だけ分かってる物語
台詞一つも
変わるかな 変わらなくても
それで 私はいいから

嵐が来る前に もう一度
私が咲いたことを
思い出してね

ああ 今 君と私の瞳から
同じ空 こぼれたとしても
それはたぶん 違う色でしょう
お互いを見ているのなら

指折り数えた この季節も終わる頃
雨のち風来て 嵐になる
差出人不明のまま この風に乗せて送ろう
今日 君に宛てて

ああ もし 君が私の前で
芽吹くような 笑顔見せたなら
いつもより 君を見上げて
風のまま 吹かれるままに

ああ 今 君と私の瞳から
違う空 こぼれてるけれど
それはもう 同じ色でしょう
風のまま 吹かれ 散るまま