ライン」
誰かに見つかる前に
ほこりまみれにした夢
助走をとって飛んでも
届くかはわかんねぇけど
今までずっと大事だと
かかえてきたものは
持ち物リスト通りに
集めてきただけだった
もっと 遠く 高く 飛びたいと思った時
案外 簡単に 切り捨てられるんだなぁ

生存範囲 勝手にひいて
窮屈に 生きてきたんだ
脆弱な 盾の裏で
息 ひそめていたんだ
自分でかいた ラインの向こう
光あびた リングの上へ
戦力外通告 破いて
はだしでかけのぼるよ


うまれたばかりみたいに
熱をもちつづける夢
世界にさらけだすのは
こわれそうで嫌だった
必要ないものだと
あえて見なかった道の
ずっと先にいる人を
今さらねたんでいる
受け入れる事が愛だと
教えてくれた人達を
受け入れるために
閉じた手をひらくんだ

例えば君と 同じ世界で
呼吸ができるのだと したら
水を吸う事を やめた
花にだってなるだろう
例えば 迷う背中を押した
残酷で優しい人の
みずびたしの 夜に
星をうかべて いのるよ


ベットの中に涙をためて
眠れぬ夜に ふるえながら
「死にたい」と くりかえし
生きること 願ったんだ


生存範囲 勝手にひいて
窮屈に生きてきたんだ
戦力外通告 破いた
まだ立派に 戦える




作詞作曲:大野(Vo.g)
編曲:BOSSY