墓石
友達が事故で逝った
急カーブの向こう側
空よりも透明な目に見えない存在になっちゃった
死んだらきっと死んだで退屈さ
葬式は懐かしい友達の顔ばかり
あいつ意外皆いる
妙な違和感に汗ばんだ
それでもいつか忘れてしまうんだろう
焼けてゆくニオイだけ永遠に残ってる
あとは全部燃え尽きた
身も心も消えてゆく
ビールとつまみだけおかれた墓石
あいつらしいさようなら
あいつらしい死様
あいつらしい生き方
誰よりも速く、誰よりも潔く
笑い声ハウリングしている