畳哀憐歌(たたみあいれんか)
1、)
生まれた時代が悪いのと、
そんな言いぐさないでしょう い草
あなたナシでは雰囲気がでない
お寺やお茶室 柔道場には タタミ

昭和のあなたは凛々しくて
日に焼けて光る素肌が眩しかった

ちゃぶ台をひっくりかえされても
味噌汁をぶちまけられてもめげずに
敷きっぱなしの布団の下には
キノコが生えてもけっしてひるまなかった

負けないで畳 好きなのよ畳
フローリングなんかに負けないで~
固くて冷たい アイツなんかより
温もり感じてゴロンと寝転べる君がいい

タタミ・・タタミ・・・タタミ・・・・
タタミたたみかけるように畳哀憐歌

2、)
今の時代にあわないと
自分で決めてどうするの い草
あなが敷かれた部屋だと癒される
空気だって キレイになるのよ タタミ

裏を返せば新しいあなた
思わずヒザをついてニオイを嗅ぎたくなる

シュリケンをもしも投げつけられても
あなたが立ちはだかって守ってくれる
ヘソクリを隠すための場所には
あなたの下が最適だと思っているわ

負けないで畳 好きなのよ畳
ジュータンなんかに負けないで~
ホコリに好かれる アイツなんかより
お茶の出がらしでラクに掃除できる君がいい

タタミ・・タタミ・・・タタミ・・・・
タタミタタミたたみかけるように畳哀憐歌

タタミタタミタタミタタミ・・・・
タタミたたみかけるように畳哀憐歌