Jan24
体感の縮図
2012年1月24日 ユッキー
まぁ、ワンマンとかは別として基本、我々のライブの演奏時間は30分です。

30分だとせいぜい6〜7曲。

この30分が我々の勝負の30分。泣こうがわめこうが、このたかだか30分のために日々の精進がある。

見てる人にとっては、興味がない音楽をやられれば永遠よりも長い30分

興味があるなら短い30分でしょう。

演奏者の我々にとってはむろんあっという間の30分。

体感的には本当に一瞬でライブは終わります。

よくMCで「次でラストです」なんて言うけど、言っておきながら内心「嘘?もう終わり?俺達もう5曲やったっけ?」といつも思ってる。

なので、ついついその30分にいろいろ詰め込みたくなってしまう。

あの曲もやりたいこの曲もやりたい、ここはこうあそこはこう

その一瞬に全てを注ぎ込む。


けど

見てる人にとっては30分は一瞬ではなく

まぎれもなく30分。

そんなに注ぎ込まれたって、ついていけるわけがないんですな。しかも初見ならなおさら。

実際僕が対バンさんのライブを見てても、30分は30分。ごちゃごちゃやられても逆に困惑しちゃう。


前回のライブでの体験談だけど

新曲が最近速いペースで上がってて、僕らにしても新曲の方がいい曲だからと思ってやったわけだけど

ただいい曲を30分羅列してもダメなんですなぁ。

ここで出てくる

プロ野球の巨人。

言わずと知れた名門球団。

戦力補強といって、とにかく四番クラスの打者をかき集める。

その結果は…

みなさんが知ってるとおり。

成績はかんばしくないようです。


打者にも

曲にも

役割がある。

四番をひたすら並べても勝てない。

流れに沿った物語がなきゃ結果はついてこない。

決してその流れを甘く見てたわけじゃないんだけど

新曲の打順を把握してなかった首脳陣のミスが、前回のライブの流れを完璧に止めてしまった。

音を聞いてもなんか浮足立ってるように聞こえる。


そんな話をこないだメンバーとしてて30分の重さを改めてバンドで再認識した。

次のライブでは

シンプル

だけど

深い30分


を作りたいと思っております。

1月29日昼12時から、新宿ジャムにてウェスト企画。

どうぞよろしく!
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