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組曲「幻想少女」制作日記Vol.2
2009年10月02日 唄日和
「新しい世界」に続いて着手した「雪に沈む」。
ベーシックトラックに続いて加えたのはイントロのアルペジエーターと、ストリングス。
アルペジエーターでしんしんと降る雪を再現。高音域のストリングスで、凍てつくような寒さを表現してみました。
割と「スクラップ」に収録されている曲に近いアレンジなのですが、リズムトラックがループに近いので、「スクラップ」よりもいくらか無機質になりました。

続いてアレンジしたのは「光」。
最後に収録される曲です。この曲はベーシックはエレピと決めてました。
「雪に沈む」までが張り詰めていて、この最後の曲で希望を見出せるので、あたたかな音にしたかったからです。
エレピでベーシックを弾いて、リズムトラックを作成。簡単なフィルインはあるものの、ホントにシンプルに組み上げました。
上モノにはストリングスとベル。「雪に沈む」よりいくらかあたたかい音のストリングスを選びました。
ベルの音はなんだか落ち着くような気がするので入れてみたらハマったので良かったです。

続いて「幻想少女」。
ベーシックにパッドを置くことで浮遊感を演出。その上に冷たい音色のピアノが乗ります。
1回目のサビで初めて生音系のピアノが入ってきます。
リズムトラックには16分で刻むシェイカーを入れて無機質感を出してみました。
クローズのトライアングルも刻まれています。
リズムのループは結構気に入ってますね。

最後に取り掛かったのは1曲目に収録される「訪れる季節」。
この曲はなかなかアレンジが固まらず頭を悩ませました…。
1コーラス目はパッドとベルのみ、2コーラス目から大胆なリズムを入れることで方向が定まりました。
ライブで演奏しているものとは大分違う印象になると思いますが、この曲に求めている世界は割りとキンキンに張り詰めているので、なかなかいいアレンジになったと思います。

ミキシングの段階で音を入れたり削ったりするとは思いますが、収録される5曲のアレンジが完了しました。
ライブで再現できない、新しい曲の魅力を引き出せたと思います。
これからミキシング。そして語りパートの楽曲製作になります。
ミキシングも今までと違うし、インストの曲を作る機会も少ないので、楽しみにしています。
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