Dec31
and in the end,
2014年12月31日 松本
 2014年も終りでありますね。
 「てんやわんや」という曲のピアノバージョンを録音していたのでこちらにあげておきます。
 一年を締めくくるによいネタなんですよ。本来とちがう用途になってしまったけど、この終末感を味わってもらえたらさいわい(?)です。

 今年一年はバンドの録音にはじまって、自分で録音環境を整えたり、新しいグループの活動がはじまったり、今までのグループが離散したりと色んなことがありました。
 近年でいちばん充実していたんじゃないかな。もっと若いうちに経験したかったことも多いのですが、この年だから冷静にこなせたという面もあるでしょう。
 今ばかりは自分に満足したいし、貴重な時間をわけてくれた知人たちに目いっぱいの感謝の念をおくりますよ。
 では今年最後なんとなく一年の音楽的作物を振り返ってみましょうか。

・ヒマラヤ杉
 この曲をつくらなかったら今の自分はないのでないかなあ。
 録音機材をそろえてとった最初の曲で、聴き返すと歌なんか恥ずかしくって恥ずかしくて…
 ただ今までにない反応をたくさんもらえて、音楽ができることにこのうえない幸せを感じましたね。
 「この曲携帯の目覚ましにしてるよ」っていわれたんだけど、歌がはじまるまえ―イントロのところで切ってくれていることを願うよ。

・めぐりあい
 これも録音機材を使って多重録音したものです。
 分かり合えないものと決めつけていたものが、詞を書くことによってこだわりがなくなっていく、ということを経験しました。この曲の場合は“地元”みたいなものですかね。

・デミアン
 あんまり反応がなかった曲ですが、ソングライティング的には理想に近い作品なんですよ。
 詞がやっつけだからそこをなんとかして、たくさんの人に知ってほしいと思っとります。

・もんしろちょう
 詞をつけて輝きを取り戻した作品ですね。
 メロディ自体は八年くらいまえのものなのですが、まあ自分の曲じゃないみたいにうまく書けている(笑)
 いちばん人に好まれる曲であろうからこれからもっと大切にしていきたいな。

・秋の四辺形
 これはグループ用の曲です。自分でどうだい?って渡したくせに、やっぱり自信がなくなって一度は撤回したんですよ。
 でも南君がいい曲だからとゆずらなかった。それで一頑張りして納得いく作品にまで持っていけたんですね。
 あのとき背中を押してくれなかったらお蔵入りだっただろうから、半分は彼のおかげですな。共同作業で音楽をつくるってこういうことかとしみじみ考えたものです。

 自発的にやってみて好転したことが多かったですね。
 世に出ない方がいいくらいの人のクズなのですが、なにか許された気分になって飛びまわれたのでしょう。
 来年は自分だけではなくまわりの人を空に飛ばすような羽根をつくってゆけたら!さしあたり音楽しかできないのですが…まあがんばるぜ。
 来年もよろしくお願いいたします。

 松本健二
 
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