Mar6
ぼろぼろのリコーダーに僕の魂を吹きこんで
2014年3月06日 松本
 「空が焼けること」を録音しました。
 もともと「若くて美しく思うこともなく」という題だった曲ですね。旧題は高峰秀子の映画タイトル「名もなく貧しく美しく」のノリでつけてみたのですが、自分のは七五調でもないしテンポが悪いだけだったな…
 まあ題なんてのは入り口というかね、そういうものだと思います。この曲に関してはきけばすぐになにを歌っているかわかる類のものだし、どうでもいいぜ!とミエをきってみます。

 はいこの曲は(も?)自信作なんですよ、仕事おわりにひとりでアカペラで歌ったりするほどに(笑)いいメロディだなあというのもありますが、なにより音階の教本のような曲なんでね。
 でもサビのおわりの方とか息つぎが大変だったりして…実は音源でもゼエぜエいってるんだぜ(苦)

 あとこの曲では新たに笛と鉄琴に挑戦しました。これまでシンセなんかでこれらの楽器のアレンジをすることはありましたが、実際生の楽器で演奏するとちがいますなあ。へったくそなんですが、なんか音程などの揺らぎがここちよくてすごく音楽しているという感覚をおぼえるのですよ。
 特に笛がいい。ただ楽器に息を吹きこむ行為なのですが、それが魂とかそういう霊性を帯びたものへの意識になって、とても神聖なお仕事をしている気分になってくる。
 実は吹奏楽とか興味なかったのですが、何かわかってきた気がします。ぼくはリコーダーごときですが(笑)それでさえいいと思えるんですもの。

 最近音楽の調子がよくて、録音を大方すませている曲が別にあるんです。この曲は件の笛と新たにピアノとマラカスなどを使っています。歌だけがダメなのでそれを土日のうちに撮り直せたらなあという段階です。
 そうだよ、歌も息なんだ、魂なんだ。魂のこもった音楽だけを響かせていこう。
 なんからしくない〆だけど、たぶんそうなんです。そうしないといけない。
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