Feb21
La tristesse durera
2014年2月21日 松本
 「ヒマラヤ杉」を録音しました。今回はじめてMTRを使いましたがどうでしょうか。いやあ今までのハンディレコーダーの時と編成や方法はかえてないからなあ…
 石器から青銅器に移る過渡期、ガンコな石器民は貴重な青銅を使ってわざわざ石器を模倣した鈍重な道具を作っていたそうですが、初めてMTRをいじる僕もその轍を行っているのかもしれない。
 MTRだといろいろ冒険する余地があるんですがね。おいおい勉強をかさねてやっていきたいと思っとります。

 この「ヒマラヤ杉」、まえにも書きましたが会心作なんですよ。昔からの作曲スタイルを突きつめたものなので新しさはないのですが、自分の好きな音楽を自分で作れたという達成感があります。
 そうヒマラヤ杉といえばゴッホによく題材にされていたあれですね。高校の時に名前をきいてよほど珍しいものかと思っていましたが、のちに実物を知って「なんだ、うちの庭にもはえてるじゃないか」と拍子ぬけしたものです。
 地元の中学の通学路にはもっと立派なものがはえているんです。通勤の途中、その木とその下で立ち迷う子たちの構図を見つめていたらこんな歌がわいてきたのでした。
 この詞の中には“君と僕”という関係がでてきますが、巷間にあふれているような恋愛関係というばかりではありません。
 それよりもっと大義の人間関係、ざっくり言えば友情の関係でしょうかね。そういうものを歌おうとしたのです。

 わたくしめ友情に恵まれているとはいえないのですが、ソングライターを評価する上でその友情を書けるかどうかというのが重要な査定ポイントになっているようです。さいきんandymoriがいいぞ!とうるさく言っていますが、それは彼らに「シンガー」や「ハッピーエンド」のような曲があるからでしょう。
 あとbump of chickenをずっと追いかけているのも同じ理由ですね。まあこっちは友情しか書いていないといっていいかもしれない(笑)
 そうだな、このふたつにbright eyesを加えれば三大友情ソングが形作れる。andymori「シンガー」、bump of chicken「メロディーフラッグ」、bright eyes「poison oak」の三つでどうだ!

 曲の宣伝というよりまたandymoriの喧伝になっている気がするが、まあいいさ。上の三者の作品ならいつでも貸し出すのでその時は言ってください。
 でもやっぱりこの「ヒマラヤ杉」はたくさんきいてもらいたいのう。そうそうSoundcloudの方もありますぜ~
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