Nov25
床ずれ砂漠
2007年11月25日 床ずれ砂漠
「会いたいな」向こう側の世界に暮らす君を思いながら「今更何?」なんて言われちゃうのかな?
僕はなんとか元気です 慣れない暮らしで風邪もひくけれど言えなかった気持ちを今手紙に詰め込んだ

君がいた頃のカラーが今ではモノクロのままだ 揺れる影闇にのまれて 触れる指冷たくなって
頬包む手のひら 君は正直すぎる目を嫌う 「必ず迎えに来る」って それが最初で最後の嘘だった

まず何から君に話そうか?この空の不思議が分かるかな?
行く末は常にグレーだった でも光を灯し青く染めた
吐息を感じ存在した確かな生命 あの時をまた笑いたい
記憶は絡まる事無く 空へ駆け抜け 君と手を繋ぐ

「誰もいない部屋で産まれた想いはいつか力となりうるだろう」そうやって弱さにフタをして、
「誰もいない部屋で産まれた想いはいつか力となりうるだろう」相変わらず僕はボクのまま。

ふとした瞬間君に会えた その時僕は何者にもなれた
夢・現実すべて混ざり僕の中に 素直に気持ちのままに
醒めると知る頭ではわかる ただ僕にはまっとうな大人の答えは
何も変えれない屁理屈で 僕の心はただ駄々こねる子の涙

君がいない部屋はとても静かで六畳のワンルーム広く感じて
あらかた片づいてしまった部屋で 君がしまった欠片探して
見つけて 願って 全部吐き出して見えるかい俺が 聞こえるかい声が
返答は静寂 打ちひしがれる脆弱 時が経てば楽になるかな?

記念日。「事前に教えてくれたら」なんて良いわけない言い訳。用意したプレゼントを
愕然と持って悔しそうな顔をした君にごめんとコメントした僕。「来年こそは絶対覚えててよ」と
笑って許してくれた、その1年後の記念日に同棲を始めた。「どうせ今日も遅くなるんでしょ」と
拗ねながらも、毎晩晩御飯を作って待っていてくれたんだ。今更だけど、有難う。

眩しすぎたあの頃 君と放課後 君の優しさはLIKEゆりかご
ガラス張りの心で捧げたモノ 見えはしない確かな鼓動
たまに曇る日中も乾いたタオルで拭いてあげた ゆっくりゆっくり時を重ね 僕は君を見届けた

「誰もいない部屋で産まれた想いはいつか力となりうるだろう」そうやって弱さにフタをして、
「誰もいない部屋で産まれた想いはいつか力となりうるだろう」相変わらず僕はボクのまま。

忘れた時間が押し寄せた時 君の風見つめ涙地に埋め
残された僕は風掴めずに 地に足つけ君に近づけ
鉛色の街、黄昏 君との思い出色あせ ャtァーの隣西日の跡 消えることない傷痕
長い夜は終わり昨日と同じ朝 窓の外は晴れ 悲しみよ思い出になれ
「ただいま」たった今帰ってきた疲れた僕の体は君のその笑顔を観る為に帰ってきたものだ。
「お風呂にしますか?ご飯にしますか?それとも?」なんて
いたずらっ子のような笑顔をずっと眺めていたかっただけなのに…
次に会うときはどんな顔をしているのだろう
変わらない姿を見せてくれるかな?一人で寝る夜に君に会いに行こう
僕の記憶はテープ代わり 鮮明に映す思い出ばかり
目を瞑れば また聞こえてくる 今日も再生 君と歩く人生

誰もいなくなった部屋を煙草の煙と音楽が満たす
つけっ放しのTVをふてくされながら消すキミはもういない
立てかけられた弦の錆びたギターを手にとってこの曲を贈るよ。
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