Apr29
オリオン
2008年4月29日 いいちこ
audio leafでアップしている「オリオン」は2008年1月、自転車で東海道をツーリング(4泊5日)してた時に作ったのです。

ツーリング二日目、疲れ果てて、腿はパンパン、とにかく膝が痛くて、やっとこさ泊まれるところを発見。そこはホテルではなく、宿泊できる健康ランド、「クアランド・駿河」だったのです。

そこで入った露天釜風呂、その時夜空にはどびきりに輝くどでかいオリオン座が。タイトルはそこから来てます。だからまったく深い意味はない。メンバーには「DA PUMPのパープルオリオンだな!」と言われます。

道中、宿の人や食堂の人、コンビニの店員やトラックの運転手など、色々な人と話しました。そういうやりとりって意外と心温まり溶かされるのです。その時は真冬で本当に寒かったし。

まあ、オリオン座見た小さな感動とか、知らん人と接する癒しや発見の中で、「一人旅」に対するイメージが急激にふくらみ、ツーリングから帰ってきた後、ギターでぽろぽろっと弾いてすぐ形にしました。

一人旅って「山あり谷ありだけど平凡な現実」から少し離れたところで過ごせるなあ、ええなあ、というのがこの曲で伝えたいことです。出来るなら独り旅の番組のテーマソングとして使って欲しいです(ちいさんぽは近すぎるからダメ)。

あまり考えて作ってはいないのですが、歌詞中に出てくる「メッセージ」とは自分へのものであり周りへのものでもあるような気がします。
「悠久の河」ってのは何かしっくりときたから使ったって感じです。意味はよくわからんです。まあ自らが収束していくべき場所を大きく捉えただけの事です。
「貴方の驚き」⇒ツーリング中、「自転車で東京から来た」と言うと皆驚きます。その事。最高に気持ちいいんです。

『オリオン』
遥か続く道のり駆け抜け 疲れ果ててたどり着くオリオン
昨日振り返りまだ僅かと気づく そして前を見て進むルート
少しだけ近づく

「さよなら」 それは儚く平凡な現実をただ過ごしていくことからの解放

他人と話し心は溶かされ 貴方の驚きにほころぶ頬 
きらきらと輝くまるで最高級のクリスタル

いつから「歩みだすその足に重石を付けられた」という都合のよい空想の中にいたのだろう
僕の心臓が、血液が、眼球が、指先が、魂が、全てが一つとなり悠久の河へ流れてく

メッセージ、増えてゆく・・・・
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