Dec16
パンク女は少女趣味
2006年12月16日 ねっくん
なんか良い響きのタイトル。タイトル通りの内容を書くんだが、感覚的なことなのであまり説得力はないです。
ごめんなさいw

ついこないだ、久しぶりにコンポに椎名林檎のCDを投入した。最近聞いていなかったCDを順番に投入したわけだが、その中で妙に椎名林檎が気になったわけ。
マライア・キャリーの歌詞を「寒い」と言った天才である。
彼女は反社会・反モラル的な歌詞を書いて有名になった。
しかし、実はそれって少女趣味から来たものなんじゃないの?
そう思ったのである。
好きな人はご存知であろうが、彼女の曲にはシドが幾度も登場する。FFの整備士ではない。SEX PISTOLS のベーシスト、シド・ビジャスである。
『ここでキスして。』
「現代のシド・ビシャスに手錠を掛けられるのは私だけ」
という歌詞がある。
『シドと白昼夢』という曲もある。
当然ながらロックとかパンクとか好きな俺は当時衝撃を受けたわけでる。
シドは生放送のラジオで「ファ○ク!シ○ト!」と連呼するような人間で、後に麻薬中毒で逮捕された。しかもベースの腕自体はどちらかというと下手で(というか、ラリってる状態であればガンズ&ローゼスでも下手w)、そのルックスとカリスマ性でピストルズをモンスターバンドに押し上げた男である。
つまり、アンダーグラウンドに生きるキッズの憧れである。
さて、ここで「シドに手錠を掛けた」のは警察ではない(笑)
恋人のナンシーの事を指している。
ナンシーはシドの出所を待ち、その後二人とも麻薬中毒で死亡している。
純愛である。
「現代のシド・ビシャスを操れるのは私だけ」
というわけである。
ここで少女趣味などと言うにはこの「純愛」がキーワードになる。初めて生前のナンシーを見たアングラキッズは必ず思う。
「え?太ってるよね?お世辞にも美人とは言えないよね?」
シドは超人気者で物凄くキレイな顔立ちをしている。そして長身でスマート。
憧れの恋愛である。そうであるからこそアングラキッズはより強くシドに憧れるのである。
出所をただ待つナンシーと出所後直線的にナンシーの元へ向かうシド。

林檎姫はこのナンシーに酷く憧れていると思われる。
「私はキレイとか美人なタイプではないけれど」と同曲で唄うが、「多数に向けた」というより「自分を唄った」という感の強いこの曲において言えば「アナタ、充分美人ですけど・・」
である。よほど、ナンシーになりたかったのか。

『丸の内サディスティック』
「ピザ屋の彼女になってみたい、そしたらベンジーあたしをグレッチでぶって」

ベンジーは元ブランキージェットシティのギターボーカル浅井健一氏である。グレッチとは彼の使用するギターである。
「パパママごめんねボクはヤンキー!」と唄っていた人。
ちなみに俺は彼らの解散ライブで泣いた(笑)

ベンジーはラジオで「ファ○ク!シ○ト!」とか言わないし、麻薬中毒ではないのであるが林檎姫はかなり尊敬しているらしく彼女にとってアングラ帝王である。たぶん。
「ピザ屋みたいな普通でクリーンな男を好きになってみたいとも思うんだけど、もしそうなったらブン殴ってアングラ地下世界に連れ戻して下さい」といったところか・・。

うまく説明できないけれどもこの感覚。
すごく少女趣味だと思うんですな。

う~ん。案外どうでもいい話だなw
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