Nov7
「 禁断の果実」 
2006年11月07日 ねっくん
禁断の果実とは甘いのである。背徳行為は興奮するのである。
おっと、ここでエロチシズムとかフェティシズムとかを語ろうというわけではござらん。
「タブー・禁句」
誇り高き人間様の社会にはそんなクソみてぇなモノがある。禁じられれば踏み出したくなるのがサガである。「禁じられた遊び」って何なのよ。クソガキの頃の俺はその曲名で「こ○くりさん」しか思いつかなかった。
果てな?何の話だ?
そう、禁句の話。
社会においてはその場面場面で禁句が異なる。TVでの放送禁止用語・ラジオでの放送禁止用語。差別語や軽蔑罵倒する語等様々である。そして、「歌詞での禁止用語」というものも別途存在するのである。当然、アマチュアとメジャーでの差は格段にある。アマチュアで避けるべき言葉はメジャーで禁句となる。しかし、昨今はインディーズ・メジャー間が狭まっている為にそれほど「禁句の世界」に差はない。
当然、「き○がい」とか「チ○ポ」は100%ダメだ。まぁ、「ピー」を入れてまでリリースするハ○ロウズとかもいるけれど。彼等はそれが「ウリ」だったりするので別格である。
俺が物凄く好きなバンドの一つに、曲も詞も唄も演奏も俺的にはサイコーなのがある。しかし、ライヴ中にボーカルが曲の合間に「ス○トロ」とかスグに言う。大体、中学生くらいの女の子は引いている。この人はどーあってもコレを止めない。メンバーにいくら怒られても止めない。限度ってもんがあるのかも知れんのだが、すでにテンションの上がった奴等を笑わせるために中学生の女子を引かせるこの人は、アングラ的には物凄く「漢」なのである。4年くらい前、打ち上げの後、酔っ払った初対面の俺を自宅まで送ってくれた後輩思いのナイスガイである。
彼にだけは言わないで欲しい。
「メジャーに行きたいなら言うな」って。
本人が飽きるまで言わせて欲しい。

そして、俺の曲「結婚しないで下さい。」コレもまたタイトルの時点で禁句である。深夜番組からエロが消えたように禁句は進化している。ストーカーを助長するというのが理由だそうだ。もう、「表現の自由」は消えていくのだろうか?昔は良くても今はダメ。尾崎豊の「夜の校舎窓ガラス割って・・。」なんて現在ではもっての他だそうである。
その内、「タバコは美味い」とか「先生を殴った」とかもダメになっていくんだろう。
「禁句の進化」とは「芸術の退化」である。
何故に、時代が進んでいくと人は退化するのだろう?

「今日もまた死ねずに朝が来た。誰かに救って欲しくて傷をつくった。でも、誰も気付いてくれないから私の心臓は腫れ上がったんです。あの時、君が窓を開けて冷たい風を吹き込ませたなら目が覚めたのに。でも、そんな君が好きなんです。それが続くなら私の心臓は童話のカエルみたいになっても構わない。そのままでも生きていけると思うんです。君がいてくれるなら。」

とまぁ、適当に詩を書いてみましたが、いつの世なら唄に出来たんですかねぇ??
グロテスクなものを公に晒さなければ伝わらない感情もあると思うんだよな。「怒り」ではなく「残念」って感じです。
制限された表現では芸術は爆発しないよね、
岡本太郎先生っ!!

どうもアングラなことを書いてしまった。深く反省><
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