Oct15
「フィーリン ヒストリィ in ひねもす」 
2006年10月15日 ねっくん
今日は市民会館で行われた映画上映会に足を向けた。朝日新聞社主催で今上映作品は『戦場のアリア』である。
かなり有名な作品なんであるが、俺は今まで観た事がなかった。いやぁ観て良かった。それが感想であるよ、1番のね。
物凄く簡単にシナリオを要約。
「第1次世界大戦における1914年フランドル地方とアルトア地方の戦いの話。最前線でフランス・スコットランド連合軍VSドイツ軍が張り詰めた戦いの真っ最中。そこに訪れたクリスマス。各々の壕からハーモニカやバグパイプ、聖歌が聞こえる。嗚呼、何やってんだ俺達。今夜は休戦しないかい?。敵国同士で語らい、酒を酌み交わす。合同ミサを行う。」
音楽が人殺しをやめさせた奇跡的な実話である。
唄う役者が、いわゆる「口パク」ってのが下手クソな事以外は素晴らしい映画だった。ある程度の脚色はあるだろうが、「クリスマス休戦」が実話であるという事に莫大なる意義を感じた。何と言うか、それを伝える為に作られた映画なんだなと。

映画が終わり、やたらケツの痛くなる椅子に別れを告げた俺は、江戸時代における徳川家最後の将軍慶喜とその義弟の博物館へ行った。まぁ、重要文化財に指定されている「義弟の住まいとその博物館」に行ったので、メインは義弟の方なんであるが、彼と慶喜は趣味が合ったらしく交流も大変深かったらしい。もはや二人の博物館と化していた。
両名に纏わるもしくは両名が残した文書や掛け軸などが展示・説明されてあった。その中でも興味深いのは写真に重きを置いていたことである。慶喜・義弟(16?才年下)共に、写真が趣味であったらしく両名の嫌、ほぼ義弟によって撮影された写真が多数展示してあった。どうやら趣味の範疇を超えているらしく、かなり写真を研究されていたとか。
そして思い込みの激しい俺が最も驚いたのは、両名ともスーツを着ていらっしゃる写真があったことである。「江戸」という言葉に騙され続けていたんである。両名共に晩年は当然のごとく「幕府」後の世界で生活されていたわけで、文明開化の音を聞いてから暫くの年数健在であった。どうして気づかなかったんだろう。冷静に考えればわかりそうなものを・・。
つまり、両名は時代劇なんかで見る「三つ葉紋様の着物」や「武者鎧」はたまた「ナポレオン3世に贈られた軍服」そして「スーツ」を着こなしていたわけである。それはもうド○小西も★3つでは済まない。俺の中で江戸が変わった気がした。もう「江戸幕府末期」は「明治フューチャリング江戸」ぐらいになった。そして、三つ葉の紋様入りの手ぬぐいを買った。スーツを着る時には、この手ぬぐいを胸ポケットに入れてドレスアップしよう。そう心に誓ったのである。

情報量が多すぎて、そりゃあもう知恵熱でフィーバーしそうな一日であった。
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