Oct4
パートの後の演奏は半端なく疲れる
2015年10月04日
でも週に1はやらないと、全身腐っていく気がする。
練習もろくに出来てないし声も出ない。
だが、辞めるわけにはいかない。
池袋。
前回、婦警さんに怒られたので、いつものウイロードじゃなくて、夜になるとシャッターが下りる西口駅前でやった。
34の時、初めて路上演奏を始めたところ。
昨日はカンバンを置いてみた。
「ロックンロールマダムニャチコジエンズ」
ないよりはマシだろ。
グダグダの演奏でも結構聞いてくれている。一枚音源も売れた。
悪くない出だしの宵だ。
新宿に移動していつもの南口、はスルーして西口に向かう。
南口のストリートミュージシャンが半端なくいた。10メートル間隔でいる。
アコギとはいえ、あんなマイクにアンプ持ちこんで、音がグチャグチャになるんじゃなかろうか。
西口の百貨店の前で準備をしてると、女の子が話しかけてきた。彼女もストリートミュージシャンのようだ。
「どれくらいやります?」
「、、、30分くらい?」
にこやかだが、退いてほしいような感じだ。笑顔にはなれない。
「私もそっちの方でやっていいですか?」
「あ、どーぞどーぞ、私のものじゃないんで、お構いなく」
彼女なりに気を使ってるのか、こっちが数曲歌ったところで、始めたようだ。
ファンも何人もついてる。
アンプにカラオケにマイク。
彼女が始めた途端自分の演奏が聞こえなくなった。
10メートルも離れてないのにそりゃないよなと思いつつ続けてると若者が一人目の前で聞いてくれてる。
「来ましたよ!」
新宿で何回か聞いてくれてる彼でお巡りさんが来たのを教えてくれたのだった。
女の子はがっつり事情聴取。
あたしは丁度演奏してなかったのでそのままペロッと撤収。
ちょっとスッキリ(笑)
東南口に移動して工事中のトタン壁の前で準備をしてると、
反対側にコンガ?ボンゴ?がセッティングしてあるのが見えた。やべー。
だがもう準備しちまったし時間もあまりない。ゴメンコンガの兄ちゃん。
コンガすげーうまかった。半端ない。かっちょいー。
瞬く間にオーディエンスが集まる。音量もかなりのもの。
だが今度はこっちがルール違反してるからしゃあない。
ピッグノーズの音を上げて、勝手にセッションしてみる。
コードはE。いかしたフレーズが出てこない。
セッションに気づいたお客もこっちを見てる。
でも全然あたしの腕が足りない。
自曲の中のフレーズを、コンガに合わせて弾いてお茶を濁す。
コンガの兄ちゃんは気づいているのか、気づいても鼻にもかけないのかリアクションらしきものはなかった。
くそー。
マーシャルもなくマイクもなく、若さも美貌もなく、自分の肉体とセンスのみを持って演奏するのが路上演奏。
いかに自分に引き出しがないか。
通行人を面白がらせるフックがないか。
完敗。痛感。
コンガの合間に歌いだすと若者が聞いてくれた。
駅の時計をチラ見するともうお開きだ。
やっと調子出てきたのに、もっとずっとやりたいのに。
「すげーかっこよかったです」
と最後に一人の若者が言ってくれた。救われた。ギリ救われた。
路上ミュージシャンが多すぎて、やや不完全燃焼なよる。
サンキュー池袋!
サンキュー新宿!
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