４６１モンブラン

果てない空に飲み込まれてく雨音

悲しみの置き場で身動きできず　見上げた空

流れ星を待っていた　ほおづえつきながら

並べ替えた記憶　埋め合わせたら　　

凍えそうな空は息を潜め　星を隠していく

冷たい風に　飲み込まれてく溜息　　

消えることない影　過ぎ去った日々を数えながら

悲しい夢の後で思い出したのは

積もり積もった迷い　満たされぬまま

凍えそうな空に映したのに　塗りつぶされていく

流れ星を待っていた　ほおづえつきながら

並べ替えた記憶　埋め合わせたら　　

凍えそうな空は息を潜め　星を隠して

身体の隅々まで響き渡る声　

忘れたかった思い　引きずり出す

そして凍えそうな空は息を潜め　星を隠していく

流れ星を待っていた