Sep17
美学。
2008年9月17日 コーコ
コーコ blog「哀しみが晴れる日」より
http://blog.livedoor.jp/cromagarage/

レコーディング。
ようやく終わりました。
歌どりがなかなか上手くいかず、時間かかりました。
エンジニアのAさんにはレコーディングを通してたくさんの事を学びました。
音楽って深いなって改めて感じた。

レコーディング終了後、Aさんが矢野あきこのレコーディング風景をおさめたDVDを見せてくれた。

時代は何年も昔の為、機材はかなりアナログ。しかしそんな事より、矢野あきこがレコーディングに向かう姿勢はまさにイカれていた。

難しいピアノを弾きながらの弾き語りだが、絶対にパンチイン(ある箇所だけとりなおして一曲を繋げる事)はしたくないと。

普段ライブで一曲まるまる歌う事は容易くても、レコーディングは違う。いい歌を、音程もはずさず歌いきるのはやはりプロでも難しい。ましてや、カバーアルバムのレコーディングで人の歌。

精神的にピリピリだ。その場にいる全てのスタッフは凍りついている。時になぐりあいのケンカになったりするらしい。

たかが一ヶ所のとりなおしも許せない。それが彼女なりの美学だろう。

そんな思いで苦しみ苛立ちながらも決して諦めない。
そんな映像を見ていると胸が押しつぶされる。

でもいつか私もそういう小さな事にまでこだわれる様になりたいと思う。

もっとガンバロウって思った。そして私も私なりの音楽を今より深く見付けたい。

この音源を引き下げてツアーもガンバロウって思った。
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