ぶらっくこーしー君

たったひとつの言葉
たった一度の態度



あれ
なんだなんだ

あーでもない
こーでもない

考えがぐるぐる巡る

「それはきっと・・だから」
「たぶんこういう理由で・・」

気の利いたことなんか
言えても

なんにもなりゃしないよ


僕がほしいのは実際に効くもの


いま
この瞬間
心が晴れるもの

もうなんでもいい



落ちていく
何か

見えない何か

雨雲みたいに膨らんでく

苦い



憂いて
辛い


人間界にがまんできない
あらゆる理不尽に


言っちゃだめ
常に
ポジティブであれなんて
誰か言うけど

くそくらえ



嫌です
嫌いです
嫌です
近づかないで


なにもかも嫌になる瞬間がある


それがわるい？

何が悪い？

美しいものを平気で潰す
耐え難い世界

あまりにも割りに合わない


心が切り裂かれて血が流れている
流れすぎて手遅れになる



そんな風に思うこと

この世界について

そんな風に思うことに

いいもわるいも
正義も悪もない



正直に話してるだけ

涙が出るだけ