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短編小説~DO YOU WANNA DANCE?~3
2008年8月06日 カオスマンの今夜も脇道放談39
「うどん そば にしおか」

もちろんチェーン店ではないが、クオリティーがチェーン店以下、パーキングエリアレベルという救いようの無い店である。

蕎麦とつゆはその辺のスーパーで買ってきた既製品で、てんぷらは一応朝まとめて作ってはいるようだが、

こんなんで客が入る訳無く当然毎月毎月大赤字である。

それでも潰れないのはオーナーである村田という金持ちが、近所への体裁を極端に気にしていて潰すに潰せないからである。

その辺の事情を知った西岡はすっかり真面目に店長職を全うする事を放棄してしまった。

掃除しない。

テーブルにはちらしの山。

鼻の部分に画鋲が刺さったグラビアアイドルのビールのポスター。

バイトの誰かがふざけて書いたニセビートルズのサイン色紙やビートルズのラバーソウルのレコードジャケットが壁に貼ってあったり。


わざと準備中の札を開店しても下げておき、お客さんに「やってないんですか?」と聞かれたら営業開始など。



完全に悪ふざけである。

村田が店に来る事はまず無いからここまでやってしまっているのだが・・。

それでも西岡は西岡なりに踏み越えてはイケナイラインというものがあるらしい。どうでも良いが。
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